2020/10/13 09:49

『和』の良さは分かっていても暮らしに反映させるのは中々難しい現代。そんな気持ちに寄り添っていかに提案出来るかを追求するWA装研究所ももたす。


作品1弾は、『nemu』と題して着物の帯締めを使ったアクセサリーを作りました。


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わたし達日本人の民族衣装である着物。


この作品で使われる糸はその着物の帯締めを解いて絹糸に戻し、伸ばし、束ね、ひとつひとつ手作りしています。


2017年に自身が定職生活を卒業し

わたしが思う暮らし方に向けて

『和』の世界に飛び込んで和裁を学びました。


和裁とは着物を手で縫う事を指します。


着物と言う日本文化は着るところからが文化のような気がしていましたが、作ることの中にすでにたくさんの文化や和の事が詰まっているのを知りました。


そこでわたしは伝えたい事を見つけました。


それが『糸』への思いです。


『仕立ての時に使う縫い糸は15cmあったら残しなさい。』


15cmの短い糸なんてそれまでのわたしなら即ゴミ箱行きです。。それを残しておいてと言われるなんて考えられますか?でも、和裁の世界ではもったいないの精神や物を大切にする心が変わらずに口伝されていたのです。



そして、みなさんご存知の通り着物1着は、綻びやサイズを直しながら成長や代変わりと共に着継がれていくものですよね。その時に縫い糸15cmの残り糸がとても大切だった時代があります。それを先生達は今でもわたし達に伝えて下さいました。



それだけでなく、反物を縫えば縫うほど、着物を生む人達の『手』が施す『糸への思い』も知ることになりました。糸1本に魂を刻む職人さん達の姿がそこにはありました。



『糸、一本に命を思う人達がいる。』



そこでわたしはこの気持ちを和裁以外でも自分なりに継続させてみたくなりました。それが帯締めのリユースと言うアイディアに結びつきました。


その捨てないルールを守ることが大切と言う事を知った一方で、もう一つ学んだ事は


『ともあれ伝える』と言う事です。


絹の糸は何から作られますか?自然、生き物、命あるものの尊さを慈しみ、そして、それらを余す事なく使い切る。この使い切ると言うのはMOMOTUSで終わりではないのです。ついつい忘れてしまいがちなこのジャパンマインドを是非身につけて共有しませんか。


こころに着物を着せるように

あなたの耳元でこの花をはためかせて下さい☄︎☄︎


こころに着物を着せよう♪

つくり変えながら楽しむ日本文化!

\\文化的に暮らそう!//

ᴹᴼᴹᴼᵀᵁᶳ


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